出産祝いは、でもおもしろくなった眉をひそめられるようなおふざけの出産祝いが増えたなあと思う。というか、本心でおもしろいと思う商品が増えたし、これならおもしろくてもらってうれしいだろうなと思う。私がギフトに関わった最初の頃、10数年前ならつまらないブランドのタオルやブランド物のベビー服、老舗メーカーのおもちゃなどが主流で、今から振り返ってみるとつまらなかったと思う。このスタイなんてよくできていると思う。単なるおふざけというより、よく考えられた、いい角度で作られた商品だと思う。出産祝いの低価格化、カジュアル化で従来のギフト業界が苦しんでいるのは、最終的には消費者がこういった商品を好む、つまり従来型のギフト業界が消費者のほうを正しく向いて仕事ができていなかったからなんだ...09Aug2018thinking
出産祝いは過当競争だ出産祝いのお店を辞めたのはいつのことだっけ。やりがいのあるいい仕事だったとは思う。赤ちゃんが生まれるっていうのは幸せなことで、大抵の人はみんなうれしそうに注文するし、メッセージカードに書かれたメッセージなんて本当に愛にあふれていて、こちらまで心があたたかくなる。一方で、最近は出産祝いのお店が乱立している。かつては出産祝いを受け取る側だった人が「私ならもっと良い出産祝いを提案できる」と思って小さく立ち上げているお店がほとんどだ。今のネットショップの良いところは本当に小さな予算からお店を持てるということだ。でもそのせいで昔からある出産祝いのお店は少なからず体力を削がれている。つまり、小さく立ち上げた薄利のお店に顧客を奪われるので、仕方な...01Aug2018thinking